“感情” のフレームワーク 6 記憶がもたらす落とし穴 ⑤「アンカリング」-上


こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおかきよしです。

人間の活動の中で、ビジネスにはビジネス・フレームワークがありますが、“感情”にもフレームワークがあります。

あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?





6 記憶がもたらす落とし穴
⑤「アンカリング」(値札に「値引き前の値段」が書いてある理由)-上


アンカリングとは、
最初に何かを提示されてしまうと、それに思考が制限され、正しく客観的な判断ができなくなること。

アンカリングのアンカー(anchor)とは、英語で船の錨のことであり、最初に意識を固定させられてしまう比喩として使われている。


得した気分にさせる値引き札


ドラッグストアやスーパーで、赤字で書かれた値引きの値札をよく目にするが、その差額に目が行き、「XXX円も安くなっているのか」とその値引きの大きさを評価してしまう。

その値段はあくまでも元の値段との比較であり、現在の価格の絶対的な評価ではないが、この値札は数字を並べて値引き額にフォーカスさせることにより、“値引いた”ことを強調する仕掛けである。





ビジネスとの関わり


対処方法を知ることは、“直感のワナ”を味方に変える。

自分自身、社内のメンバーの思い込みを防ぎ、お客さん、関係する会社との関係の維持や実績を上げていくことに有意義であると考えます。


無意識に多く買わせるカラクリ


スーパーマーケットの特売セールなどで、「お一人様5個まで」と言った個数制限をつけて売るのもアンカリングである。

「お一人様XX個まで」という表示付きの場合、XX個という数字にアンカリングされ、XXに近い個数より多く買ってしまう。

「お一人様XX個まで」という表現に何か急かされた気分になり、個数制限がなければ2個でいいのに、3個も4個も買ってしまう。

タイムサービスのような時間制限が加われば、さらに効果的である。





値札を見て、思わず買ってしまった経験はありませんか?




(参照文献 「人は勘定より感情で決める」柏木吉基)




ではでは



やまおか きよし
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