“感情” をビジネスに! ネガティブ編 その11 「嫉妬」



こんにちは。 やまおか きよし です。


人間の活動の中で、“感情” は “論理” を上回り、ビジネスにおいても大きな影響を与えるものと考えます。

これから順番に紹介していこうと思います。

あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?




ネガティブ編 その11 「嫉妬」


「嫉妬」とは、

自分の愛する者が他へ愛情を向けるのを恨み、憎むこと。また、自分より優れているもの、恵まれているものをねたみ、うらやむこと。嫉妬という感情は、怒りや不安、憎しみ、無力感、劣等感など、さまざまな感情が組み合わさったものだといえる。




「嫉妬」のメカニズム


嫉妬には2種類ある


「人間が動物であるがゆえに生まれる嫉妬」

恋愛感情にまつわる嫉妬は、脳の腹側被蓋野と自尾状核の部位(動物脳)が活性化し、恋をすると判断力が鈍り、非論理的な行動をとる。動物脳が、前頭前野(人間脳)の働きを凌駕することから起こる。種の保存のために人間が動物的な感情をいだくことである。



「他人と自分を比べることから感じる嫉妬」

「相手の方が優れている」、「相手の方が恵まれている」と感じたときの嫉妬は、人間が社会の中で生きているので、生まれてくる感情である。

感情が暴走をするのを止め、社会が許容する範囲内におさまるようにする必要がある。

この嫉妬は、そもそも抱く必要がない。「他人と自分を比較する」という行為自体が意味をなさない。




「嫉妬」をコントロールするには?


1 「止観」で、嫉妬の暴走を抑えることができる

恋人が他の人に愛情を向けていると感じたり、恋人を他の人にとられたりして嫉妬の感情が生まれたら、まずは「自分がいま、嫉妬している」という事実を認識し、自分の感情を客観的に眺める。

「恋人は本当に、その相手に愛情を向けているのか」

「恋人がほかの人に惹かれるようになった原因は何か」

「自分の言動に問題はなかったか」

「恋人は、その人のどこに惹かれているのか」

など、前頭前野(人間脳)が活性化すると感情の暴走が抑えられる。




2  自分で自分を評価する

他人と自分を比較して嫉妬しはじめるとキリがなくなる。

自分が本当にやりたいこと、達成したいことをゴールとして設定し、「自分は、自分が設定したゴールを間違いなく達成できる、能力の高い人間である」と考え、自分自身を高く評価する。

自分の頭で考えて設定した「正しいゴール」は人によってまったく異なる。

「他人にどう評価されているか」

「他人がどれくらい目標を達成しているか」

など、他人の決めた価値観を気にせず、惑わされなくなるするために、自分が本当に達成したい正しいゴールを設定することが肝要である。




ビジネスとの関わり


対処方法を知ることは、自分自身を守り、精神的安定に役立つ。

お客さん、関係する会社、自分の社内のメンバーとの関係維持に役立つ。


お客さんが他社への「嫉妬」を感じているのであれば、お客さんが本当に達成したい正しいゴール(独自性など)の設定をお手伝いし、お客さんの売り上げに貢献する提案をしていく。




あなたはどのように「嫉妬」を克服されていますか?





(参照文献 「感情」の解剖図鑑 認知科学者 苫米地英人)




ではでは



やまおか きよし

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